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ホームページ作成に関連した情報、考え方、豆知識や蘊蓄など
知っておくといいかも? みたいな情報です。
webサイトにはあまり関係のないこともあるかもしれませんが、何かのヒントになるかもしれません。

ホームページ制作という作業に限らず、更に言うと、何事においても、物事には二面性がある。
表があれば、必ず裏が存在する。
あなたが何かを考えるとき、一つの面だけを見るのではなく、その裏面の存在を意識すべき。

「そんなの当たり前じゃん」と、言う方も多いでしょう。
でもね、これ、意外とできてないことが多いんです。FBY_Hmm
改めてちょっと考えてみましょう。

物事の二面性

みなさん、どんな人でも、物事には裏と表の両面があると理解はしていると思います。
しかし、何かとそれを意識することはあまり多くはないでしょう。
物事の二面性、二元性、裏と表と言った方がわかりやすいかもしれませんね。
簡単に表現すると、子供の頃に誰でも一度は触れたことがある「折り紙」。
表は鮮やかな色ですが、裏面は白。
まぁ、全ての折り紙がそうではないかもしれませんが、想像はできると思います。
この二面性、二元性と言う考え方に置き換えてみると…。
私たちが今見ているこのPCやスマホなどの文字も、バイナリーコード「0」と「1」と言う二つの二元でできています。
また、磁石は「S極」と「N極」とがあります。
私が昔付き合っていた女性も、「秀才」と「天然」と言う二面性がありましたw

このように、物事には二つの面が存在します。
何かについて考えるときに、物事の片方の面だけを見て結論づけ、判断して、正しいと思い込んでしまって、正しくないかもしれないということに気づかなくなってしまうのは… ちょっと違いますね。

批判的思考(Critical thinking)

自分が何かを考えたときに、人はよく物事の一面だけを見てしまいがちです。
そのときに、「本当にこれでいいのか?」「この考え方で正しいのか?」「間違ってるんじゃないか?」
と言うように、「違う」「間違っている」を前提に加えてもう一度考えてみることがとても大切だと考えています。
これを「Critical thinking」、「批判的思考」といいます。

「この考え方って間違ってるのかもしれない?」「どこが間違っている?」「もし、そうじゃないとしたら?」自分の考えた答えに、否定的に自問自答してみましょう。

「批判的思考」、この考え方を取り入れてみることで、今まであなたが出していた答えが間違っていると気づくこともあるでしょう。
もちろん、逆に、出した答えが間違っていないと確信をもてることもありますね。
物事を主観だけで捉えてしまわずに、客観性を付け加えることが重要ということも言えるでしょう。
物事の二面性、二元性は「+−」「++」「−−」とその結論を変えうるということです。

二元性がもたらす効果

あなたは何かを決断する場面や進むべき方向を考えるとき、メリットという結果について考えると思います。
でも、そこにも必ず二元性があります。

  • 「相乗効果」
      要素と要素と組み合わさることによって、要素単体で得られるものより、多くの効果、高い効果を得られること。
  • 「相反効果」
      要素と要素の組み合わせによる、逆性効果が発生することもあります。“ブーメラン”、“副作用”というとわかりやすいでしょうか。

物事の二元性、二面性を意識することで、なんだかちょっとだけ、考え方のシッポのようなものが見えてきますね。
これから何か答えを出さなければならないとき、決断をしなければならないとき、これから先のことを予測しなければならないとき、そう言った場面で、ちょっとこの辺をチラッと考えてみることは、時間の無駄にはならないと思いますよ。

二元性は多元性の中にある

ここまで物事の二元性についてお話ししてきました。
しかしながら考えてみてください。
今私たちが生きているこの世界は、平面ではありません。
裏と表を意識して物事考えるのも重要ですが、もう一歩進んでみましょう。
側面も見えてきますね。
多元性ですね。
ここからちょっと複雑で難しくなってきちゃいます。
余談になりますが、私は子供の頃から絵を描くのがとても好きで、学校の美術の時間がとても楽しみでした。
ある日の課題が「デッサン」でした。
その日の先生の言葉に、当時の私は頭をハンマーで叩かれたかのような衝撃を受けました。
「みんなが見ているその世界を白い画用紙に黒い鉛筆だけで描いてみて。その絵の中には一つの真っ白い部分と、一つの真っ黒い部分があります。ほとんどは、薄かったり濃かったりするグレーになります。」
頭の中で何かが弾けました パッカーンってw
色彩豊かなこの世界を、白と黒の二つの色だけで表現する… つまり多元性を二元性で表現する。
でもその二つの色で表現できる色は、二色ではないなー なんて思いました。
多元性は、二元性で表現することもできる。
つまり、二元性は多元性の中に含まれるのだと… こんな小難しい解釈ではありませんでしたが、なんとなくそんなふうに感じたのでした。

物事って、正しいか間違っているか、白か黒、だけじゃないんですね。
むしろそういう意味での絶対的なものなんてとても少ない。
正しいと見えたものは、違う角度から見てみると、必ずしも正しいとは言い切れないこともあるんですね。

ちょっとだけ、小学校の美術の時間の話に戻りますが、花瓶をデッサンしたんですよ。
教室の真ん中に机を置いて、その上に置いた花瓶を、周囲を丸く囲んだ私たちが、デッサンしたんです。
そこで、描いた私の絵は、私の主観で描いた絵になりました。
花瓶の反対側から描いた友人の絵は、花瓶の模様が違っていたんです。形も、濃淡も、角度も違っていました。
これは客観ですね。
私が主観的に見えた花瓶は、ただの花瓶の一部分に過ぎない。
これが正しいということではない。
反対側の友人が描いた花瓶も、正しく私が描いたその同じ花瓶なんですよね。
そんなこと、当たり前過ぎてあんまり深く考えないでしょう…。
でも、その物事の捉え方こそが、重要なのではないでしょうか。
遊び感覚でもいい、頭の体操でもいい。
今そこにある物事を、主観的に、客観的に、多元的に考えてみてください。

可能性が見えてくる

今まで、当たり前に思っていたものも、見る角度や、捉え方を変えることで、見えなかったことが見えてくるかもしれません。
不可能ですって思っていたことも、可能にする道筋が見えてくるかもしれあせん。

今この時代は、情報が溢れています。
テレビや雑誌、SNSを含めインターネット、その溢れ返る情報を客観的に見て、聞いて、読んで、考えて整理して、自分の主観と混ぜ合わせて自分の中に取り込んでみましょう。
見え方が変わってきたら、明日が、ほんのちょっと今日より楽しいかもしれません。

 

 

いかがでしたか?
これは物事の考え方です。
もちろん、これも絶対的に正しいとは言いません。
ただの私の考え方です。
スピリチュアルなことでもありません。

この記事を読んでいただいた方が、何かにつまづいてるなって思った時なんかに、思い出してもらえたら、いいなって思います。

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