ご依頼前に

ホームページ作成のご依頼前に、どのようなホームページにしたいのかをイメージしましょう。
どんな人にホームページを見てもらいたいのか、ホームページで何をしたいのか。
これから作るホームページをどう活用していきたいのかを、まずはご自分で考えてみましょう。

「ホームページは単なる名刺代わり、存在するだけでいい」とおっしゃるクライアント様も少なくはないです。
その一方で、自社で取り扱っている商品をホームページでも販売したいとおっしゃるクライアント様や、店舗でのサービスのご依頼やご予約をホームページで受けたいクライアント様もたくさんいらっしゃいます。

どちらにしても重要なのは、それぞれの企業や店舗の理念、特徴、メリット、商品に対するこだわりや想いを、私たちクリエーター側が想像し、語りつくすことなど到底できるはずがないということです。

ホームページを通して語りたいこと、伝えたいこと、アピールポイントなどは、一度ご自分の表現で文字にしてまとめておきましょう。
素晴らしい文章でなくてもいいんです。
ホームページに載せたいご自分の考えや想いを再確認するために、まずはご自分の言葉で書き出してみましょう。

ターゲットを設定しましょう

どのような人にホームページを見てもらいたいのか、提供する商品やサービスを、どのような人に利用してもらいたいのかを考えてみましょう。

年齢、性別、細かくは家族構成や生活、悩みなど…
スマホやパソコンの向こう側でホームページを見ている人を想像してみましょう。
漠然としたイメージでもかまいません。
そこから「ひとり」の閲覧者をイメージできるとさらにいいですね。
このターゲットの絞り込みを漠然と広い層に設定することもありますが、それでもまずは「ひとり」をイメージできる方が、結果的に多くの閲覧者に興味をもってもらえるようなホームページになります。

内容を考えましょう

ホームページは内容の充実度がとても重要です。
自社の信頼度を上げるための会社情報、商品やサービスの詳細、ご依頼やご予約、ご購入までの手順など、閲覧者に安心して利用してもらえるようなコンテンツが必要です。

まずは、最低限必要なページを考えてみましょう。
会社概要ページ、商品やサービスの詳細ページ、自社のアピールページ、ご予約ページ、ご購入ページ、お問合せフォームのページなどなど…。
最初は最低限必要なページだけでかまいません。
そこから一緒に考えていきましょう。

大切なのは、その各ページのコンテンツ(文章など)を予め書き起こしておくことです。
貴方のことは貴方が語るべきだからです。
何も知らない製作側が貴方のことを語るのは大変困難です。
不可能な場合もあります。

社風や自社製品の一押しポイント、サービスの特性、アピールポイントなどを、まずはたくさん挙げてみてください。
その一つ一つを膨らませて、語りたいことをすべて書き起こしてみてください。
そこから一緒に削り出し、磨いていきましょう。

画像を準備しておきましょう

ホームページに使用する画像は、著作権クリアなイメージ画像 (著作権フリーまたは使用権を購入して使用可能な画像)などを使用することも可能ですが、店舗やスタッフや商品、独自のサービスなど、自社だけの特性をもつ画像を必要とする場合があります。
ホームページのイメージとも繋がるので、できるだけ事前に準備しておくことをお奨めします。

公開後の運用を考えましょう

ホームページは、作成して公開して終わり、ではありません。
「お知らせ(インフォメーション)」や「イベント告知」「記事追加」など、公開後にコンテンツを更新していくことでホームページが成長し、閲覧者の確約率が上がっていきます。

公開直後から集客ができるのは、よっぽど知名度のある商品、サービス、企業など、ほんの一部のホームページだけです。
それ以外ほとんどの場合、初めてホームページを立ち上げ、運営して、集客率や購入率を上げるためには、「熱意」が一番大切なんです。

そういう意味で、ある程度はインターネットやホームページに関する知識を身につけることも必要ですね。
と言っても、デザインやプログラミングを習得する必要はありません。
文字を打ち、画像を貼り、投稿ボタンを押す。
その程度です。
何もわからずホームページ制作会社に丸投げ… というのは、公開後のホームページを充分活用するためにも、できればしない方がいいですね。